プロローグ

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「いや! 友達がやられてるのなんてみたくない!」 「そうか。でもな、俺達は別にあの子じゃなくてもいいんだぜ?」 「え?」 「お前、他人を不幸にして手にした幸福なんていらないんだろ? あいつは襲われて不幸になってる。そして、お前は襲われないという幸福を手にしている。何か、俺達にお願いすることはないか?」 「…………」 女の子は沈黙の後に一つの答えを出した。
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