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何往復かした長い廊下も残るは
一直線にひと拭き....。
気合いも入るとゆうものだ。
光は手慣れたように素早くタタタタと廊下をふきあげてゆく。
最後が近づくほどに気持ちもあがり、速度もあがってゆく。
だが光が頭の中におり込んでいなかったのは、最終地点でもある廊下の角から誰かが出てくるかもしれないとゆうことだった。
最終地点寸前。
案の定、角から誰かがでてくるとゆう予想外の事態に、光のタタタタタタとゆう軽快な足のリズムとは裏腹に
『ひぃっ!!』
とゆう気弱な声が響く。
気づいたときにはもう遅い誰かの足...つまり、誰かがでてくるのを頭で認識できても勢いづいたものは急には止まらないというものだ。
ダーンッ!!!
とゆう音と共に、光がそのままつっこんで相手まで巻き添えにしてしまったことは言うまでもない。
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