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ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……。
月夜が光る暗闇の林の中を必死に走る僕。
もう何分……いや、もう何十分走ったのだろう……。
そういえば僕はなんでこんな暗闇を走っているのだろうか?
誰かから逃げるため?
あの死体から目を背けたかったから?
それとも………何者かに導かれているのかな?
分からない……でも、それ以前になんでこんな事になったのだろうか?
僕はただ……お嬢様達と楽しく過ごしていたかったのに………。
どこで間違えたのだろうか……、どこで狂い始めたのだろうか……。
でも、そんな事を今更考えても、もうあの楽しかった日々は永遠に戻って来ない。
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