一章、入学

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「待たせたなー」 「お待たせ」 それからしばらくして二人は戻ってきた。 見ると、二人とも同じ戦闘衣を着用していた。その戦闘衣は動きやすそうなデザインだが、どこかオシャレでもある。 「さ、行こうか」 ミラがトビラを開け、俺達は中に入った。 「結構広いな」 部屋を見渡すと、様々な訓練器具があり、とても広かった。 見ると、奥にもう一つトビラみたいなものがある。 「そんじゃま、軽くアップからいきますか!」 そう言うと、ミラは入口付近に設置されている機械をいじりだした。 すると、奥のトビラが開き、何かが出て来た。 「あれは……機械兵……?」 「違う違う。あれは訓練用戦闘マシーン、名付けてドール君一号!」 言って、ミラはドール君一号に突っ込んでいった。 途中、ミラは魔装具を背中から抜き、具現化させる。 「ミラさん!討伐レベルはどのくらいにしますか!?」 「レベル3のオート操作で!」 「了解です!」 シエルが機械をいじり(さっきミラが言ったように設定しているのだろう)、ドール君一号が動きはじめた。
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