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「パパ五月蝿い!」
一階がレストランで二階が自宅になっている。
二階から降りて来た私は、レジの隣にある電話の前で頭を抱え込んで叫んでいる父親を見つけ訴えた。
サッカー選手にいそうな黒髪のチャラそうなこの男が私の父だ。
「まことぉー。だって中村さんが八月末まで入院するって・・・。」
半べそ状態のパパ。
昔からフォローするのは娘の私の役だ。
「紙とペン!バイト募集するよ」
長い黒髪を後ろに払い私はパパに指示をだした。
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