始まり

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「それなら俺にも出来るぞ!」 パパはそう言い、張り紙とテープを持ってドアに向かった。 すると、向かったドアが鈴の音をたてて開く。 パパが外に出る前に誰かが入ってきた。 「バイトの子?!」 「まだ張ってないのにそんなわけないでしょ。」 「おはよーございまーす!!」 入ってきたのはシェフの蒼志さんだった。 「あれ?龍介さんどうしたんですか?」 蒼志さんはパパが持っていた紙を見た。 「ああ、バイトを募集しようと思って。」 「中村さんが入院しちゃったんですよ。」
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