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ゼル「…よし、完成した。これぞ我が真骨頂(シンコッチョウ)の傑作!」
クオル「なになに~ぃ?」
エデル「今度はなに作ったの?」
ゼル「んふふー♪見よっ!渾身の力作!我が術を結集し、育て上げたこの一輪の可憐な花!」
クオル「何すんの?コレー」
ゼル「この花は我らの一日一日を余すところなく記憶してくれるのだ!我らを見守りながら、この可憐さで癒してくれる優れもの!」
クオル「つまりなんなのー?」
ゼル「だからコレは可憐でおおらかで豊かな愛をだな…」
エデル「ゼル、わかるように説明しなくちゃ」
ゼル「しているではないかっ!」
エデル「ゼルはいつも支離滅裂なんだよ」
ゼル「尻…?」
エデル「支離滅裂。バラバラで纏まりがないこと。無茶苦茶で道筋がないこと。まるで、ゼルの為に存在するコトバだよね」
クオル「エデルは相変わらず賢いねぇ♪」
ゼル「相変わらず意地悪だよ…」
クオル「拗ねないのぉ。もぉいい大人なんだからぁ。」
ゼル「だって…エデルったらまたよくわからないコトバで我輩を惑わすのだ…」
エデル「よく分からないのは、ゼルのそのカンに障る話し方だと思うよ?」
ゼル「なっ、なんだとーぉおうっ!!!」
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