Prologue

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そして俺は今、そのソルジャーが十二人揃って行われる会議の場にいる。 会議室は程よい暗さで、リラックスできる暗さだ。 それでいて手元の資料はとても見やすい。 ソルジャー昇格時から思ってたけど、この矛盾の解明をしてみたい。 「では、定期会議を終わる。各自準備をし、所定のペアもしくはグループで集まり、任務に向かうこと。」 と黒に赤いラインの入ったバンダナをつけた、赤毛で赤い虹彩をした男が、威厳を保って言った。 俺の尊敬する人でもあり、ここを統括するNo.I(ワン)だ。 「では、解散。」 その場にいた一人を除くソルジャーが一斉に立ち上がり、それぞれの部屋に準備をするために向かった。 そして俺は自分の部屋に着いたら着替えをトランクに詰めて、身なりを整え、トランクを持ち、そして部屋を出た。
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