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『ごめんなさいっ。俺、変ですよね?帰ります。お世話になりました。』
聖夜はそう言って頭を下げ足早に部屋を後にした。
『………あっ!!…ちょっ……』
“はぁ~、ったくっ………あっ!?これっ!!……今、持ってくと気まずいよな~。”
影貴は服とネクタイを持ったがそのまま椅子にかけ直した。
『夜にでも持ってくか~。』
“柊さん、まだ酔い覚めてなかったのか?泣くし、あんな事言うし。”
『フッ…クスッ…』
“…なんかかわいいな。”
影貴は予想外の反応をした聖夜を意外にもちょっとかわいいと思ってしまった自分に気付いた。
一方、部屋に戻った聖夜はそのままベットへうつぶせに倒れ込んた。
『はぁ~』
“俺何であんな事言ったんだ?………でもホントにイヤじゃなかったんだ。”
『…友達っ…か……吉城さん……俺なんかと…友達になってくれる……のかな?』
聖夜はそうつぶやくとそのまま眠りについた。
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