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『……じゃ~な。』
影貴はそう言うと玄関の方に向かって歩き出した。
『あっ!!……ありがとうございました。』
聖夜はそう言うとカギをかけようとベットから出て影貴の後に続いて玄関に向かおうとした。
“あれ?…なんか…頭が…クラクラ…する……?”
‘バタン’
聖夜はそのまま気を失うように床(ゆか)に倒れ込んだ。
その音に気付いた影貴は後ろを振り向いた。
『ん?……あっ!!おい。柊さん、大丈夫か?』
影貴は聖夜に近付くと上半身を持ち上げた。
『はぁはぁはぁ…』
影貴は聖夜が息を切らしている事に気付き、すかさずおでこに手を当てた。
『ん?おい、凄い熱じゃね~か。』
影貴はそう言うと姫抱っこをして再びベットへ寝かした。
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