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それからまた数日がたったある金曜日、聖夜は仕事の新入社員の為の飲み会でベロベロに酔って帰ってきた。
『…ヒックッ…ヒックッ……飲み過ぎたかな~…ヒックッ…』
‘ドカッ’
聖夜はそう呟くとそのまま玄関前に座り込んでしまった。
一方その頃、隣の影貴は、
“んっ?何の音だ?”
影貴はちょっと気になって玄関に向かい扉を開け隣を見た。
すると聖夜が玄関の前で座り込んで寝ているのが目に入った。
『お~~い、もしも~し、柊さ~ん、大丈夫ですか?』
影貴は聖夜の肩を掴み、軽く揺すってみたが全く起きる気配がなかった。
‘むにゃむにゃ……くぅ~…’
“……はぁ~、どぉ~すっかなぁ~。まぁ~とりあえず俺の部屋連れてくしかねぇ~か~。”
‘ひょい’
“うわっ、かるっ。”
影貴はそう思うと聖夜を抱き抱え部屋に戻った。
“よいしょっと。”
影貴はとりあえず聖夜をベットに下ろし、背広とネクタイを外してあげた。
そして影貴はソファーで寝る事にしたのだった。
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