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どれ程眠りについていただろうか??
酷い睡魔が俺を襲ってから丸二日ぼどたった頃、バイクの音で目が覚めた。
ブン ブン ブーン …
箱から出ると、今は夜だった。
場所も公園なんかではない。
暗くてよくわからないが、何処か人気の少ないとには違いない。
「ん?トンネル?」
そう ふと気付くとバイクの音は消え、辺りを沈黙の闇が包み込んだ。
ゴォォォォォ!!
トンネルの中から奇妙な音が鳴り響いている。
音は次第に大きさを増し、やがて音の正体が姿を現したのであった…
「ん? なんだ?? ひっ、人⁉」
それは人の様で人ではなかった。奇怪な姿をした妖怪達だった!!
「う、うわぁー」
俺のスピードでは到底逃げない。
「くそ、 結界縄は目の前にあるのに!」
もう妖怪達は目の前まで来ていた
「ヴォー ヴォー ドォー」
奇妙な鳴き声をしながら俺を取り囲んだ。
「もぅ 助けてよ。 何もしてないじゃん」(泣)
「あっ」
(グシャッ!)
なめくじになった俺を踏み潰すのは容易な事だった。
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