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駅についた。
今日は土曜日ということもあり、駅にいる人は疎ら(まばら)だった。
亮佑は電車に乗らないので
駅で別れることとなった。
「じゃあな~亮」
「おぅバイバイ、辰」
「今日こそは行けよー?白・犬・山!!」
「わかったわかった。また明日」
勿論、その日も白犬山には行かず、適当な話しを作って明日に話せばいいと思っていた。
それからアイスを買い、駅のホームに入った。
相変わらずホームには蒸し豚の様にほてっているサラリーマン方と制服を着崩ずして暑がっている女子高生方が疎らにいるくらいだ。
「あと3分かー」
「まもなく山渋線に下り列車が到着します。 危険ですので黄色い線までお下がり下さい。」
自分の前方には3人組の女子高生が電車を待っている。
俺がアイスを食べながら電車を待っていると (ガタンガターン)
電車が来た…
ん? いつもと様子が違う…
電車は全く減速しない‼
その電車は駅に止まる様子も無く、物凄い速度で駆け抜けて行った。
「きゃっ‼」
その時女子高生が叫んだのを俺は耳にした。
そう…
その瞬間白いパンツがヒラリと見えたのだ。
「はっ。」
思わず息を呑んだ瞬間、血の気が抜ける様にその場に倒れてしまった。
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