忘れてしまわれたかも、しれませんね

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「ねえ、大丈夫?」 その声が、あたしには温かかったのです。 「また、会おうね」 その声が、あたしには切なかったのです。 貴方がいてくださったお陰で、私はまだこの不条理で陰鬱な世界に留まれています。 また、会えるでしょうか? 私の変われた姿を、見てくださるでしょうか? どうか、どうかお願いです。また会えたなら、あの日のように包み込んでください。
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