*short prologue*

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─12月24日 街はクリスマスムードに包まれていて、そこら中にイルミネーションが輝いていたり、ティッシュ配りがサンタクロースやトナカイに扮していたりと、まるでおもちゃ箱のようだ。 『17時に大きな噴水の前の ベンチで待ち合わせね。』 今は17時10分…。 ……来ない 「…冷たっ」 頭に何かが降ってきた。 何? 見上げると、 上から白いものがたくさん降り注いでくるのが見える。 雪? 雪が降り始めたんだ。 ……そういえば、 久々に顔をあげたなぁ… 街中に灯るイルミネーションが、いつもよりも眩しく感じる。 …あぁ やっぱり君は来ないんだね。
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