〈罪〉
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要は俯き、俺の横を歩く。何も言わない要に、俺は少し苛立った。 「俺は要だけを愛してるよ。だから、そんなことしないで?」 要は歩みを止めた。そして、床に目を落として言った。 「さっき、優輝君が言ったじゃん。自分自身の為だって。これは僕の自己満足なんだよ。やめろって言われても、やめない そう言うと、要は下を向いたまま廊下を早足で去っていった。
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