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さわさわと優しい風が頬を撫でた。
「ふぅ ……今日なんだ」
大きな碑石の前で座る少女は空を見上げる
その目は何処か諦めたようなそして何かを覚悟した目をしていた
そんな少女に一人の青年が近づく
「…探したよシオン」
一人で来ないでって前に言ったばかりだよね
オレンジ色をした髪の青年はシオンと呼んだ少女をゆっくりと立たせて皺を眉間に寄せながら言う
そんな青年に笑って呟く
「心配性。 行こう」
笑う少女光が反射しキラキラと輝いているように見えた
そんな少女に少し見惚れそして駆け出した少女を追い掛ける青年
「始まった……たとえ誰だとしても私の邪魔はさせない」
彼らを使うことになっても
「あなたの思い通りにさせない×××っ!」
――始まりと決意――
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