323人が本棚に入れています
本棚に追加
「い、今、そこの社長さんが…う、うちの着替えを覗いてきたんやっ!!」
「なっ…!?」
「そ、そうなんっすか!?」
この女装趣味変態社長めっ…!!俺っちが社長を睨むと、社長は慌てて弁解してきた。
「ち、違うっ!!私が試着室に近づいて行ったら、か…勝手にカーテンが開いたのだよ!!」
「何言うてんねん!!カーテンが勝手に開くわけないやんっ!!変態っ!!スケベっ!!」
「そうっすよ!!言い逃れするつもりっすか!?」
「ほ、本当だ!確かに、ひとりでに開いたのだよ!まるで、もう一人の見えない誰かが意図的にカーテンを開けたかのように、開いたのだ!!」
「この部屋にはうちら三人しかおらんやん!!何を寝ぼけた事言ってんねん!!それとも、幽霊の仕業とでも言うつもりなん!?」
「ち、違う!!私はやってない!!」
社長は両手を振りながら抗議してきた。まったく…見えない誰かの仕業だなんて…―――
「……え?見えない誰か…っすか?」
「そ、そうだ。」
「どうしたん?リーダー?」
「……いや、もしかすると幽霊の仕業かもっす。」
「「えっ!?」」
「実はさっきから変な事ばかり起きてるんっす。どこからか感じる殺意、突然の魔法…何かおかしいんっす。」
最初のコメントを投稿しよう!