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俺っちがそう言うと、トッポは銃口を再び向けなが言った。
「つまりはそう言うこと。絶対にベラベラと喋っちゃダメだよ。」
「……(汗)」
部下はコクリコクリと顔を縦に振ると俺っちの方を向いてスッ…と腕を構えた。…格闘系っすか。厄介っすね。
「待つんやトッポ!!ここは社長室やでっ!?暴れたら迷惑やろっ!!」
「分かってるよ、姉貴。だから、」
トッポはそう言って天井に向けて銃口を向けると、引き金を引いた。
「“フレイム・ブレット(火炎弾)”!!」
ドォッ――――ジュッ…。
銃口から勢いよく発射されたバスケットボールぐらいの巨大な炎の塊は天井にぶつかると大きく広がっていき、炎がなくなると青空が広がっていた。て…天井が高熱のせいで『溶けた』みたいっすね…。こんなの、一発食らったら終わりじゃないっすか…。
「ボンバー!!上で勝負だっ!!」
トッポはそう言うと部下の腕に抱きついた。すると、部下のSPみたいなやつがトッポを片腕にぶら下げたままジャンプして、天井に開いた穴から外に出ていった。運動神経良すぎないっすか!?
「リーダー、あんなのほっときぃや…。多分、あの怪しい部下とトッポの二人でリーダーを倒しに来るで?」
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