第二十二章 魔界の着衣事情

19/80
前へ
/820ページ
次へ
よっちゃんがそう唱えた途端、黒い雲から紫色の雷が落ちてきてボンバーをかすめた。…惜しいっ。 「か、雷属性…。よっちゃんと一緒っすか…。面倒っすね…。」 「まだまだっ!!いけっ!!」 「あぅあぅ~“落雷龍スーパーバースト”~。」 ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…… ピッシャァァァアアンッ!!!! ピッシャァァァアアンッ!!!! ピッシャァァァアアンッ!!!! ピッシャァァァアアンッ!!!! ピッシャァァァアアンッ!!!!!!!! よっちゃんがそう言うと、空から無数の紫色の雷が落ちてきた。 「うわっ!?危なっ…ちょっ……待つっす!!待つっす!!これは卑怯じゃっ……」 「ボンバー。勝負に卑怯もクソもない…って言うよね?」 僕は雷を紙一重で避け続けるボンバーに銃口を向けると、引き金を引いた。 「“フレイム・ブレッド(火炎弾)”っ!!」 ドゥッ!!!! ドゥッ!!!! ドゥッ!!!! 「こんのっ…“かまいたち”っ!!」 ピュン!!!! ピュン!!!! ピュン!!!! 僕が撃った炎の弾をボンバーは“かまいたち”で半分に切って、弾の軌道をそらした。 「“打撃の風”っ!!!!」 そのすぐ後に自分が乗っていたスケボーを風で僕の方に蹴り飛ばしてきた。
/820ページ

最初のコメントを投稿しよう!

323人が本棚に入れています
本棚に追加