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「よっちゃん代理っ!!」
「ん。」
僕が呼ぶとよっちゃんがすぐに僕の目の前に走ってきて、ボンバーの蹴り飛ばしたスケボーを回し蹴りではね返した。そのはね返されたスケボーを風で呼び寄せたボンバーは再びスケボーの上に乗った。
「運動神経もいいなんて……ほぼ本物のよっちゃんじゃないっすか…。」
相変わらず空中で雷を避け続けているボンバー。…って、あれ?なんか雷の数が減ってるような…?
「よっちゃん代理、雷をもっと増やしてよ!」
僕が命令すると、よっちゃんが首を振りながら言った。
「…これ、難しい。魔法、上級、これは。それ、連続、何発も。き、きつい…。魔法、超上級…。魔力、ダメ、使うの、これ以上。残す、少し、いざと言う時まで…。」
「じゃあ、どうやって攻撃するつもり?」
「ん……落とす、トッポが、銃で。地上戦、勝てる、リーダーに。」
「…僕に命令するつもり?」
「あ…あぅ…違う~…。する、トッポ、誘導、リーダーを、スレスレ、屋上へ。あとは、やる、俺が。」
「……いいよ。よっちゃん代理の魔力の無さには脱力もんだけど、よっちゃん代理が出来ないんなら僕がやってあげる。そのかわり、ちゃんとしとめてよ。」
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