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僕が銃口をボンバーに向けると、ピタリと雷がやんで空が晴れ渡っていった。もう少しねばってよねー。
「“フレイム・ブレッド(火炎弾)”っ!!!!」
ドゥッドゥッドゥッドゥッ!!!!!
「どこ見て撃ってるんっす!!ハズレっすよ!!!!」
僕が撃った弾をいとも簡単に避けたボンバーは風をまといながら突進してきた。…バーカ。
「“シューティング・ファイヤー(流れ火炎星)”っ!!!!」
パンッパンッパンッ…
ヒュー…
僕がそう言うと、ボンバーの後ろへすり抜けて行った弾が破裂して細かい炎の破片になると、ボンバーめがけて雨のように細かい炎が降り注いだ。
「あ゙、あ゙っつ!?熱っ!?な、なんっすか!?これ!?あいたた…」
ひるんだボンバーは突進の勢いを弱くさせると、屋上スレスレで止まった。
「あちょー…」
バキィ!!!!
この機を逃さなかったよっちゃんは素早くボンバーに詰め寄ると、かかと落としをボンバーの頭に食らわせて顔面から地面に叩きつけた。
ビターンッ!!!!
「ぐはっ!?」
「もういっちょ~…」
よっちゃんは地面にうつ伏せで倒れているボンバーにもう一回攻撃をしようと近づいていった。
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