第二十二章 魔界の着衣事情

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「あんまり調子に乗るなっ!!“神炎(しんえん)”っ!!」 ゴォォォォオオオオ!!!! 僕は周囲から真っ赤な炎の波を出すと、ボンバーめがけてありったけの炎を放出した。 「“風車(かざぐるま)”っ!!!!」 ビュゥゥゥウウウウ!!!! ボンバーは片手を出しながら僕が出した炎の波に竜巻を向けた。すると、ボンバーの出した竜巻が僕の炎を飲み込んで炎の渦みたいになった。ちぇっ、面倒だなっ。 「これで終わらせるっす!!“火炎車(かえんぐるま)”っ!!!!」 ゴォォォゥゥウウ!!!!!! ボンバーは無駄に意気込んで炎の渦を僕へ一直線に向かわせた。一方の僕は、次の攻撃はどうしようか悩んでいた。そして、 ゴォォォォオオオオ!!!!!!!! 炎の渦が僕を飲み込んだ。 「…どうやら、俺っちの勝ちみたいっすね。約束は約束っす。今度からちょっかい出すのは無しっすよ。」 リーダーはそう言うと、その場を後にしようとした。…させるかっ!! 「“シューティング・ファイヤー(流れ火炎星)”っ!!!!」 ヒュンッヒュンッヒュンッ!!!! ボォッ!!!! 「あぢぃぃっ!?!?」 「僕に炎を向けるなんて、やっぱバカだねっ。」
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