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あのオーディションから数日たったある日、一通の封筒がきた。差出人は聞いたことのないプロダクションが書いてあり、中身は手紙と名刺が入っていた。手紙のには
『初めまして、私はアイドルのプロデューサーをやっている者です。先日の876プロ主催のオーディション、見学させて貰いました。率直に言いますと、あなたをスカウトしたいのです-』
ここまで読んで止めた。なんとなく読む気になれなかったし。でも、こういう封筒来るの、3回目かな?内定を蹴るなんて最低な行為をしているのにスカウトしてくれるのは能力を認めてくれての事だろうし、すごく嬉しい。
「…でも」
それでも、デビューしようと決心がつかなかった。
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