【第五章 力】

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「この姿は…」鳴滝は驚愕したディケイドから新たな姿に変わるとは予想外だった 「まあいい…目標は達した。ドライバーだけでも回収してこい。」鳴滝の怪人達は一斉にディサイドへ向かったその時、時空の壁からカードが現れディサイドの元へ集まった。 「これが俺の新しい力…」すると背後からこの世界の怪人達が現れディサイドへ襲いかかった。 「試してみるか」神騎は呟いた。《アタックライド…ソニックブーム!!》ディサイドの体から刀が現れると神騎はソレを掴み振った。 一迅の黒い刃が飛び出し一瞬にして怪人達を破壊した 「素晴らしい!!これがディサイド!激情態と互角…いやそれ以上かも知れぬ力!絶対に回収してこい!!」 叫ぶ鳴滝。 「これで終わらせる…」 《ファイナルアタックライド…ディディディディサイド!!》上空に一枚の黄金のカードが現れそれを中心に円状に同じカードが並んでいった。 神騎は飛び上がり、上空のカードの上に行き刀をカードに突き刺し自分の身体も一緒に黄金の光りに包まれながら下へ落ちた。 その瞬間、神騎を中心に竜巻が巻き起こり、次々と周りの黄金のカードを巻き込み黒と黄金に輝く竜巻が怪人を跡形もなく破壊していく。 「くっ…予想外の強さ…これでは先に破壊される。」 そう言い鳴滝は時空の壁へ消えていった。 削り取られた様に地面に穴ができその中心には変身を解いた神騎が立っていた。 「俺は…勝ったのか?」 すると少女が神騎へ走り寄っり「結…?大丈夫?」 と言った。 ああ…良かったこの子を守れて…神騎は遠のく意識の中で喜びに浸った。 …………………………………………気づくと目の前に少女が見ていた。 そしてすべてを思いだし、神騎は上体をおこすと違和感を感じた。神騎はソファーの上で寝ていたのだ。 おかしい…この世界に来てからこんな物で寝た事はなかった。 そもそもこんな家らしいとこにいること自体が久し振りだった。 痛む体を引きずりながら近くの窓を覗いてみた。 神騎の目の前には見たことない世界があった。 「ここは…」 新たな戦いの幕引きだった
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