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破滅された街並み。
一つの影が揺らめき暗く冷たくただそこに立っている。
次の瞬間、世界は暗い光りに包まれた。
「!」神騎結は悪夢によって目が覚めた。
しかし現実も夢とさほど変わりはないここは文明と言えるには程遠い、壕の中。
そこには小さな女の子がいる。
「あれ?もう行くの?」少女は眠たそうな声をだしながら、神騎に訪ねた。
「行ってくる」神騎は重く閉ざされた壕の扉を開き外へとでた。
破壊を重ねた建物の数々。朝日は微弱に降り注ぎ、埃は風に舞う。
とにかく、食料と水の調達をしなければ…まだ備蓄はあるがいつ外に出られなくなるかわからない。
神騎は心配をしながら崩壊した街を抜け、綺麗な街へと着いた。
街の人々は皆、神騎のことを見ている。
そうした中、神騎は「さあ…かかってこい。怪人共が!!」と叫んだ。
その刹那、街の人々が一斉に怪物へと姿を変え神騎に襲いかかった。
そうここは怪人によって占拠された世界である。
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