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ヂリリリヂリリカチッ
「ん?…やばっ!もうこんな時間じゃねぇか!!」
どうやら目覚ましを一時間掛け間違えたらしい。
急いで支度をした俺は走ってチャリでバス停へ向かう。
「入学式早々遅刻とか!!ありえんだろ!!」
走るのはあまり得意じゃないが全力でチャリで走った。
そしてバス停が見えた。よしまだバスはいる!
しかし
「よぉ、小僧」
?
誰だよ!もう!!
と思って顔をあげると
身長が2メートルあるんじゃないかというくらいでかくて横にもでかい
とにかくでかい男が立っていた。
「おい人間の小僧」
「は…はい」
人間の小僧?まるで自分が人間じゃないかのような言い方だな…?
「俺はスカルっていう団体の一番隊の隊長でなぁ?お前らが魔法探偵になるまえに殺してやろうと思って来たわけよ?」
…っ!?
「魔法…探偵?」
「とぼけんなよぉ?ここは魔法で戦う探偵を育成するトコじゃねぇかよ」
そっそうなのか!?
探偵の高校としか言われなかったが。
くっ!
ここは…
逃げるしかないっ!!
俺はさっきより全力でチャリを漕いだ。
遅刻どころの問題じゃねぇよ!
アイツ銃をもってたぞ?
何者なんだ!?考え
ていると
ドスッ
後から何かが当たったような音が聞こえた。
後を見ると男が倒れていた。
「ほらっ!!そこのアンタっ!!」
「…?」
「早くにげるわよ!!」
「あっ!おう」
「アンタも今日から入学なの?」
「あぁ」
「じゃあ一緒ねっ!」
え?あぁ同い年だったのか、小さいから中学生かと思った。
「あぁ…何で助けてくれたんだ?」
「アタシのお父様も魔法探偵なのっ!!アタシお父様に憧れてて魔法探偵になろうとしたのっ」
「そうなのか」
「知ってる?魔法探偵にはね?個人にあった武器と戦闘服があるの。今日のテストで武器と戦闘服が決まるの」
そうなのか
全く知らなかった
そもそもただの探偵の高校だと思っていたのだから
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