始まり

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肌寒いときが続いている今日という日。それに反してピンク色の花が顔を見せ、新しい年を教えてくれる。 私は探していた。 いくつか貼り出された紙をじっと見て探していた。 他の人たちは同じクラスだとか離れてもよろしくだとかそれぞれの結果を語っている。 「…あ、あった」 ふと目に留まった先にあるもの。それは見慣れた自分の名前だった。 “Rクラス 一ノ瀬 薫”
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