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「……っっ!!!」
私は固まってしまった。それもそのはず、見てはいけないものを見てしまったからだ。
目にしたもの、それは頬に大きな絆創膏をしている人と赤色に染めた人の言い争いだった。
「てめぇ…ふざけんじゃねぇぞ…返さねーと半殺しにすっぞ」
「は?お前に従われる筋合いはないね。できるもんならやってみろよ」
…険悪だ…
雰囲気からみて恐らく2人は不良だろう。
でも何故ここに?
…まさか彼らも…
憧れの的である、あるクラのイメージがこの瞬間崩れ落ちた。
とりあえず私は…―――
“バタン”
扉を閉めた。
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