「怪盗を逮捕せよ」 警視庁 刑事部捜査二課

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聞き込み捜査や防犯カメラの映像確認を続ける事4日。 「同じトコ映ってますね…」 「聞き込みで聞いたのと似てるよね」 周辺住民からの聞き込みで出た最近見かけない女子高生が男性宅の周辺を物色している事がわかった。 捜査二課の捜査員は早速、確認を取る。 「この子ですかね?」(写真を見せる。) 「そうそう!この子!この子!」 犯人と思われる被疑者に都内の有名私立女子高の生徒が浮かび上がったのだ。 捜査員たちもここまでの捜査の簡単さは想定内だった。 しかし、ここから内偵捜査が肝心。 捜査会議で勝負の日が決まった。 「犯行予告時刻の12時間前に逮捕する方針で、今後の捜査を進めていただきたいと思います。」 -犯行前に何か動きがある。 捜査員たちはそう考え、容疑者の女子高生の自宅の向かいのアパートを借りる事となった。 更にアパートから半径600m以内には一切捜査車両を近づけず、範囲内以降は折りたたみ自転車という徹底した張り込みを行う事となった。 更に捜査車両も頻繁に車種を変更し、マークされている事を気づかれないようにする。
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