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辺りを見渡すが、クロムの姿は見あたらなかった
煌太があたふたしてところ、頭に何かが降ってき、ゴツンという音が響く
「痛たた………なんだ―?」
辺りを一度見渡し、足元をふと見下ろす
するとそこには、黒髪の手のひらに乗るほどの大きさのぬいぐるみが落ちていた
「これが頭に?
どこから―――」
「いたた………頭うっちゃった………」
煌太は体をビクつかせ驚く
それもそのはず、ぬいぐるみが喋ったのである
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