第1話

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辺りを見渡すが、クロムの姿は見あたらなかった 煌太があたふたしてところ、頭に何かが降ってき、ゴツンという音が響く 「痛たた………なんだ―?」 辺りを一度見渡し、足元をふと見下ろす するとそこには、黒髪の手のひらに乗るほどの大きさのぬいぐるみが落ちていた 「これが頭に? どこから―――」 「いたた………頭うっちゃった………」 煌太は体をビクつかせ驚く それもそのはず、ぬいぐるみが喋ったのである
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