第10話

2/26
前へ
/386ページ
次へ
煌太と別れた雪菜はDISTANCEの支部に戻っていた 扉を開け、中に入ると、目の前にタキシード姿の紳士的な男性が立っていた 「お帰りなさいませ、お嬢様 お荷物をお預かり致します」 「ありがとう、いつもありがとう セヴァン」 セヴァンと呼ばれる男性は雪菜の執事で、幼い頃から面倒を見ているため、雪菜に何をすべきかが分かっていた 「それよりお嬢様、先ほどヴァロンと言う輩がお嬢様に大切な話があると仰っておりましたが………」 「分かったわ、後で行くと連絡を入れといて」 「かしこまりました」 セヴァンは頭を下げると直ぐ様ポケットから携帯を取り出し、電話を始めた その間に雪菜は服を脱ぎ、シャワールームへ入っていった
/386ページ

最初のコメントを投稿しよう!

169人が本棚に入れています
本棚に追加