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慌ててユリィは玄関へ向かう
するとそこには力無く倒れ込む煌太の姿と、謎の真っ黒なコートを着た黒髪の男が立っていた
「こ、煌太!?」
ユリィが飛び出したその時、男は煌太を担ぎ、闇の扉に消えていった
時は戻って今
「――――というわけなんだ………」
「まさか………煌太君が………!?」
「そんなわけない……あのうじうじ君は確かにうじうじして弱いけど、バトルだけは本当に強くて、心だけは真っ直ぐで折れない……そういうやつだよ!?
なにか理由が……」
舞が不安そうな顔つきでいると、緑は何かを思いつき、顔を上げた
「そう言えば、どうして私達は煌太君の事、忘れてないのかな?」
「そう言えばそうだよね……」
舞は緑の言葉に頷く
「―――それは簡単な事よ!!」
その時、2人が知らない声がし、2人は同時に振り返った
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