彼から逃げるまで

波紋

ゆうきは何回か私を呼んだ後お風呂場から出てきた。

ゆうきは私を呼びながら必死で探してる。

私は笑うのを我慢した。
しばらくごそごそ色んな所を見た後、ようやく私のいる押し入れを開けた。

｢見つかっちゃったかー。アハハ｣
って私は笑ったんだけど…

ゆうきはまったく笑ってなかった。

むしろ目はつりあがり今までで一番不機嫌度MAXが感じ取れた。