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『お言葉ですが総理…。総理を見捨てて、私だけ逃げ出す様な事は出来ません。どうかお考え直しください。私は地球政府に睨まれようとも、最後まで公僕として総理の為に、国民の為に働きたいのです。』
『皆本君。私は君に期待しているんだよ。何の根拠も無いが、なぜか君なら私に出来なかった事を、実現させてくれる様な気がするんだよ。これは総理として、久家 恭一としての最初で最後の頼みだ。』
『私は…』
皆本が何かを伝えようとした時、にわかに官邸の外が騒がしくなった。
『何事だ!!』
皆本は、すぐさま携帯電話で警備責任者を呼びだし、相手に向かって怒号を飛ばした。
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