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夕飯を食べ終え,私が最後に時計を見たときには既に21時を指していた。
「翔,本当に遅いわねー」
おばさんはテーブルに頬杖をついてため息をついた。
確かに遅過ぎる。なにかあったのかな?それとも神様は私に翔を会わせたくないのかな。
…翔に会いたい。
そう思った途端,居てもたってもいられなくなっておばさんに「ちょっとそこら辺見てくるね」と言って外に出ていった。
どうしても早く翔に会いたくて,翔の声が聞きたくて凄い早さで駆け出した。
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