1,初恋

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  男性の手に支えられながらなんとか立ち上がることが出来た。 せっかく助けてくれたのにあんなひどい態度とっちゃったな。 ちゃんと謝らなくちゃ…。 「さっきは,ごめんなさい。せっかく助けてくれたのに」 彼に向かって頭を下げると,男はふっと笑った。 「いえ…逆に私が驚かせてしまったみたいで,すみませんでした」 そう言って男も頭を下げた。 「ちょっちょっと!!待って下さい」 私は慌ててそれを制す。  
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