1,初恋

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  「お―い,亜季!そこにいんのかぁ!?」 その時,誰かが目の前の道路に立っていた。 ―あっ!この声は…!! 「翔っ!!」 そう,そこにいたのは部活帰りの翔だった。 「ごめんなさい,私もうそろそろ…」 私が言い終わる前に彼はさっと頭に乗せた手を引いた。 「はい,お気になさらず。今日は楽しい時間をありがとうございました。」 そして男はニコッと笑った気がした。 「いえ,私のほうこそ」 私もニコッと微笑む。 あっ!そういえばっ… 『あなたも空が好きなんですか?』 あの質問にちゃんと答えてなかったな… 「あの…」 「ん?なんですか?」  
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