1,初恋

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  「い,いてぇな!! 何でタックルしてくんだよ!?」 翔はムッとして私を睨みつけた。 「何って,翔が悪いんだよ」 私がそう言うと,翔は「はぁ!?」と困った顔をした。 「翔のことずぅ~っと待ってたんだから。これぐらいの罰は当たり前だよね~」 ニヤリと笑って翔の顔を覗き込むと,翔は大きなため息をついた。 「それは悪かったな…。さっきお袋から連絡きてお前のこと聞いてさ。ここにいるんじゃないかと思って寄ってみて良かったぜ」 そして翔は安心したようにホッとした顔をした。  
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