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「ところで,さっき誰と話してたんだ?」
翔は真剣な顔をして公園を見つめた。
今まで見たことのない彼の横顔にドキッとする。
「知らないサラリーマンの人」
私がそう言うと翔は愕然とした顔で,私の肩を突然掴んできた。
「大丈夫だったのか!?何もされなかったか!?」
思わずびっくりして,呆然となる。
「…だ,大丈夫だよっ!あの人いい人だったし」
「…ふーん。ならいいけど…」
翔はそう言ってぱっと私の肩から手を離した。
…びっくりした。
心臓がまだドキドキしてる。
私は恥ずかしくなってしばらく翔の顔を見ることが出来なかった。
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