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「でもあんまり知らない人に付いて行くんじゃねーぞ」
翔は私の頭をポンと叩いた。
…な,なに!!?それ~!!
私はイラッとする。
「なんか子供に言うみたい」
私はぶすくれた子供のように唇を尖らせた。
「当たり前だろ。お前みたいなガキ目離せないからな」
翔はそう言ってニッと笑った。
…あれ?もしかして心配してくれた?
翔がニッて笑うときは励ましてくれる時や心配してくれる時なんだよね。
翔は昔から意地悪で無神経でムカつく時もあるけど,いざという時に私のそばにいてくれる。
そんなギャップに惚れたのかもしれない。
改めて彼が心配してくれたのだと思うと嬉しさが込み上ってくる。
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