2,不審者とスーツ

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  あれから公園を通る度にあの人がいるのではないかと気になってしょうがなかった。 「今日もいないか…」 早朝ともあって誰一人と公園にはいなかった。 思わず大きなあくびが漏れる。 だがその瞬間,背中に強い衝撃を受けた。 あくびが途中だった私は驚いて「ゲホゲホ」とむせってしまう。 「誰よ…私の背中を叩いたのわ!」 私はムッとして後ろへ振り返った。  
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