2,不審者とスーツ

13/37
前へ
/75ページ
次へ
  男はまた薄笑いをして「そうだよ」と答えた。 …なんか怪しい。 胡散臭く思った私は別の質問を投げかけてみた。 「私と会った日はどんな空か覚えてますか?」 男は少し考えてからゆっくりと口を開いた。 「うーん,今日みたいな青い空だったかな」 「っ―――!!」 私は衝撃を受ける。 違う…!!この人あの時の人じゃないっ!! 私の顔が段々青ざめていく。  
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加