2,不審者とスーツ

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「あー,そうだった。君と会ったのは夜だったね。」 男は焦ったように言い訳をする。 …嘘だわ。この人絶対嘘をついた顔をしているもん。 「嘘もいい加減にしたら!?もう分かっているんだから」 すると最初は呆気に取られていた男だったが次第に顔色が変わっていく。 そして男は顔を押さえて笑い始めた。 「…くくくっ!せっかくお前のおままごとに付き合ってやったのによー。ギャハハハ…!!」 男は狂ったように笑い出す。 なに…!?この人…! 最初は強気だった私だが次第に気が引けていく。  
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