2,不審者とスーツ

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  「何のために!?こんなことしたの…!?」 私は恐る恐る尋ねると男はすぐ答えてはくれなかった。 「そーいえば,昨日もあんたと同じ制服を着た女と話したぜ。 そのまま車に連れ込もうとしたらさ,いいところで逃げられちまってよ~」 その瞬間,ゾッとした。 そーいえば今朝,先生が…。 私は先生が言っていたことを思い出す。 「もしかしてあなた…,昨晩女子生徒を襲った不審者…!?」 すると男はニヤリと笑って「御名答!!」と手叩きをした。  
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