1人が本棚に入れています
本棚に追加
「亜季と黒田先輩が幼なじみだっていうのもあるのかもしれないけど,中学の頃から亜季はいっつも黒田先輩の話しばっかりだったしさ~」
「…そ!そうだっけ!?」
とぼけたフリをしたけど実際は目が泳いで落ち着きがない。
「あとさ…!なんか黒田先輩のことを話すときの亜季ってとても幸せそうな顔するんだよねー。」
「あと~…」
佳奈はニヤリと笑ってまだ話し続けようとする。
私は段々と恥ずかしくなってきて,「も~降参…!!」と銃を突きつけられた人質のように両手を上げて私はそう言った。
すると佳奈は満悦な笑顔で「分かればよろしい!」と納得したような顔をした。
最初のコメントを投稿しよう!