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今、俺はボスの部屋の前に居る
流石に30分もたってたらおっかなくて入りたくねー
グラス投げ付けられるくらいだったら避けられる自信もあるけどいきなりコォォオなんてされたら流石の王子も消し炭にされそうだし
やっぱボスは王様だよなーなんて思ってたら部屋の中にいると思ってた相手の声が背後から聞こえてきた
「…何してやがる、さっさと入れ」
さっすがボス、30分の遅刻も怒らねーなんて男らしー
この際だからボスが持ってるベスターのリードと片手のゴミ袋は無視した、うん幻覚、幻覚
「で、ボス…俺に用ってなにー?昨日の任務の報告書なら出したぜ」
早速俺は呼ばれた用事を聞いてみる
ボスはベスターをボックスに戻して酒を口に含みとんでもないことを言い出した
「雲の奴の世話をてめぇに任せる、それだけださっさと下がれ」
…俺、聴力落ちたっけ?嫌、それはない…だって俺王子だもん
「ちょ、ボス、俺一人殺りてーくらい厄介なコーハイいるんだけど、んなの鮫に任せたら良いじゃん」
そう、俺には既に可愛げの欠片もねーコーハイが一人いる…もし可愛くないどころかムッツリみたいなオヤジが入ってきたら俺は間違えなく殺る
「安心しろ、次の幹部は女だ…それとフランはそろそろてめぇが見るまでもねぇだろ、早くいけ、殺られたいか?」
あ、ボスまで俺の心読んでるし…もう疲れた
ボスが銃に手を伸ばした、やっべーさっさととんずらしねーと
それに、女…ね、おんもしれーし王子の玩具にしてやろー
「ん、ボス了解、あの糞カエルから離されんなら王子大歓迎、じゃ、バイビー」
とにかく今日の約束はキャンセルしねーとな、つっても連絡なんていれてやんねーよ?だって俺王子だもん
新しい幹部来るまで蛙使って的当てゲームでもしとこー
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