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―ボーン、ボーン、ボーン…―
あり?今鐘十一回鳴んなかった?確かに新入りの来る時間は夜っつってたけど流石におせぇだろ
オカマが作った料理さめんじゃん…まぁ目の前にあるのは残り物と空になった酒瓶が転がってるくれーだけど、俺達の中にわざわざ残しておく奴なんかいねーに決まってるし…現に俺でさえも誕生日の日ちょっと遅く帰ってきたら残ってたのは食いかけのケーキぐらいだったしな
…に、してもおせー
ボスなんていつの間にかパジャマ着て首こくこくしてるし、写メとっとこー
つか、いい加減俺も待つの飽きた…新入りの癖に先輩待たせるとか生意気だろ、これでブスとかばばあだったらサボテンけってー
だりーから部屋に帰ることにした、王子が待つとかありえねーだろ?待たせるのは良いけど待つのは一分だって許さねー
そんなことを思いながら談話室から出ようと扉に手を伸ばしたら瞬間鋭い殺気に当てられて俺は咄嗟に扉から離れた
…と、同時に扉が壊れ中からシルエットが見える
周りを見ると
鮫はため息吐いて面倒ごとが増えたみたいな顔してるし
オカマは期待に目輝かせてる…きんもー
ムッツリは……しらね
ボスは半分椅子からずり落ちてる…ってお願いだから威厳保ってよ、ボス
カエルは何かボックスから出てる俺似の人形に釘を……サボテンけってー
そして前を見たら漆黒の髪につり目の女が居て開口一番ふざけたことをほざいた
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