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「そういやさ、姫の両親って厳しいの?姫をこっちに一人で来て」
「ママはもういないけど、パパは私一人っ子だし、いつも心配してるけどなぁ」
オムレツを口に頬張る姫
「手紙だしたら?メールとかさ手段はいろいろあるじゃない。それにパパさんからお金もらわないと」
「えぇ!」
姫は大きな声を出した
「私ちゃんとお金払ってるよ?お仕事代もほとんど居候代に使ってるし」
「だから、なんでパパさんにお金をお願いしないの?僕はそれを言ってるんだけど」
「たしかに。なんで金を姫が出してんだ?」
ルナはマヨネーズをさらにオムレツに盛っていく
「うーん、パパ、私がどこに住んでるかわかんないし」
「それは姫が悪い。二十歳までは親が子どもを見る義務があるんだから」
レムはトーストにマーガリンを塗っていく
「今日学校早く終わるし、一旦こっち帰って光明寺神社に行こうかな?」
「そちらの方がお父様も安心されますよ?姫ちゃん」
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