882人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は仕事終わりに、久しぶりにたかみなと２人きりでのデート。
と言ってもデートと思っているのはあたしだけで、たかみなはただ友達と遊ぶってことくらいしか思ってない。
あたしのこのたかみなへの気持ちを知るのは、みいちゃんとともちん、あとは優子が知っている。
特に優子はよく相談に乗ってくれるし、アドバイスもくれてすごく頼りにしている。
そんな優子は多分、にゃんにゃんのことが好きなんじゃないかって勝手に思ってる。
優子は何も言わないけど。
そしてたかみなは、あたしの気持ちに１ミリも気づいていない。
鈍感にもほどがある。
けっこうアピールしてると思うんだけどなぁ。
「たかみなー」
「ん？」
あたしが呼べば振り返る、あたしの好きな人。
_
最初のコメントを投稿しよう！